韓国のダイソー、日本のDAISOとは別会社?意外と知らない関係

ピンク色のDAISO・ダイソーの看板がある日本の店舗外観

韓国の街で「다이소」の看板を見つけたら、「あ、日本にもあるダイソーだ!」と思いませんか?名前が同じで、生活用品が並んでいて、価格もお手頃。日本のDAISOの韓国支店だと思うのも、自然ですよね。

でも、運営しているのは韓国のアソンダイソー(아성다이소)。日本の大創産業とは別の会社です。以前は日本側が株式を持っていましたが、2023年に日本側の保有株式がすべて買い取られ、資本関係が解消されました。

韓国で赤い「다이소」の看板を見たとき、私も最初は、日本のDAISOがそのまま韓国にあるのだと思っていました。名前を知っているだけで、会社の関係まで分かった気になっていたんですね。調べてみたら意外なつながりがあり、見慣れた看板が少し違って見えるように。今回は、その関係と買い物で知っておきたい違いを整理してみましょう。

ピンク色のDAISO・ダイソーの看板がある日本の店舗外観
日本のDAISO(提供写真)
赤い「다이소」の看板とガラスの入口がある韓国の店舗

韓国のダイソー(提供写真)

韓国のダイソーは、韓国で始まったお店

韓国側の最初の生活用品店がオープンしたのは1997年。当時の店名は「アスコ・イーブンプラザ(아스코이븐프라자)」でした。初めから日本のダイソーと同じ名前だったわけではないんです。

一方、日本のDAISOを運営するのは株式会社大創産業。韓国のアソンダイソーと、日本の大創産業は、別々の法人として歩んできました。「店の名前」と「運営会社の名前」を分けて考えると、すっきりします。

知っている顔のプロフィールを開いたら、思っていた所属と違った……そんな小さなびっくりに近いかも。

同じ名前になったきっかけは、2001年の出資

では、どうして「ダイソー」という名前を使っているのでしょう?その背景にあるのが、2001年の日本側からの投資です。大創産業が韓国側の株主となり、その年に会社名やブランド名にも「ダイソー」が入りました。

だから「名前がたまたま同じで、もともと何の関係もなかった」という話でもありません。別会社でありながら、株主としてのつながりがあった。この順番を押さえると、関係がぐっと分かりやすくなります。

出資とは、その会社の株式を持つこと。店を直接運営することとは区別が必要です。「日本の会社が株主だった」と「日本の店の韓国支店だった」は、同じ意味ではないんですね。

2023年に、日本側の保有株式をすべて買い取り

日本側が保有していたのは、韓国アソンダイソーの株式の約34.2%。2023年にアソンダイソーがその株式を取得し、消却しました。つまり、買い取った株式をなくす手続きを行い、日本側が株主である関係が終わったということです。

その後の監査報告書をもとにした報道でも、株式の取得と消却が確認されています。買い取りを発表しただけで、そのまま止まっている話ではありません。

流れを短くまとめると、こうなります。

1997年:韓国で最初の生活用品店がオープン。

2001年:日本の大創産業が出資。「ダイソー」の名前を使うように。

2023年:日本側の保有株式を全取得・消却し、資本関係を解消。

1997年の韓国1号店、2001年の日本側出資、2023年の株式取得・消却と資本関係解消を示す年表

現在の関係を理解するポイントは、「別会社の間にあった出資関係が整理された」ということです。株主の関係が変わっても、お店の名前は続いている。だから、看板だけで会社の関係を判断するのは難しいんですね。

同じダイソーでも、商品の探し方は現地モードで

会社の話を知ると、韓国での買い物にも小さな発見があります。日本で気に入った品番の商品が、韓国にも同じように並んでいるとは限りません。欲しいものは韓国側の商品情報や、その店舗の在庫で確認するのが確実です。

私が売り場でつい足を止めたのは、文具やポーチ、収納小物の棚でした。家に帰ってから机の上で使うところを考えると、飾っておくだけのお土産より気持ちが動くんです。小さなノートを使うたびに、買い物した日の街を思い出せる。その楽しさが好きで、次もまず、日常で使えるものを探すつもりです。

ただし、韓国の会社が売っているからといって、商品がすべて韓国製という意味ではありません。アソンダイソーは海外の協力会社とも取引しています。韓国製のものを選びたいなら、商品の製造国表示を見ましょう。

ノートやペン、ポーチ、収納用品が並ぶ生活雑貨売り場のイメージ
現地の商品は、現地の商品情報や在庫でチェック。

「全部1,000ウォン」ではないところもチェック

韓国のダイソーは「1,000ウォン」のイメージが強いですが、全部の商品が1,000ウォンではありません。公式サイトでは、500、1,000、1,500、2,000、3,000、5,000ウォンという6つの価格を掲げています。

日本のDAISOにも100円以外の商品があるように、韓国でも棚の値札を見るのが基本。「安そう」という印象より、ひとつずつの価格を見たほうが、気持ちよく選べます。

私も「ひとつだけ」とカゴを持ったのに、気づくと文具とポーチが入っていました。お会計の前に見直して、使う場面が浮かばないものは棚へ戻したんです。お手頃なお店ほど、「かわいい」と「使う」は別々に考えたほうが、帰ってからの満足感が高かった。今は、値札と同じくらい、家のどこで使うかも確かめています。

買い物袋と文具、ポーチ、収納小物を机に並べたイメージ
帰ってから使う場面が思い浮かぶ小物を選びたい。

知っている名前だからこそ、違いを見つけるのが楽しい

韓国のダイソーと日本のDAISOは、同じ会社ではありません。ただ、過去には出資というつながりがあり、2023年に日本側の株式が整理されました。この「関係があった時期」まで知ると、名前が同じ理由にも納得できます。

私は、見慣れた看板に安心しつつ、現地の商品を新しい目で眺める楽しみ方が好き。韓国旅行で「日本にもあるし、後回しでいいかな」と思ったら、少しだけ棚をのぞいてみたいです。名前はおなじみでも、選ぶ楽しさは現地で見つけられます。

今日の韓国語:小さなお買い物メモ

가게(カゲ)=お店

문구(ムング)=文具

천 원(チョヌォン)=1,000ウォン

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