ビニール傘の持ち手に、ちょこんと揺れる小さなチャーム。リップやポーチにもつけられる「めじるしアクセサリー」は、どうしてこんなに気になるのでしょう。私は、「自分のものがわかる便利さ」と「好きなものをいつも見られるうれしさ」が、一緒になっているところが魅力だと思います。
最近は韓国でも、キャラクターや雑貨が好きな人たちの間で、めじるしアクセサリーが人気を集めています。韓国には、ぬいぐるみやキーホルダーでバッグを飾る「백꾸(ペック)」という楽しみ方も。日本と韓国でつながる、「いつもの持ち物を、もっと好きになりたい」という気持ちをのぞいてみましょう。

「めじるし」は、名前を書かない自分のサイン
めじるしアクセサリーは、持ち物につける小さなマスコットやチャーム。バンダイのシリーズでは、シリコン製のリングを傘の持ち手などに通したり、小さな留め具でポーチにつけたりできます。取り付け方は商品によって違いますが、ただ飾るだけでなく「これ、私の」と見分ける役目もあるんです。
雨の日、似た傘が並ぶところで持ち手のチャームを見つけ、迷わず自分の傘を取れたことがあります。目印として役立ったのはもちろん、外へ出るときに好きな形が揺れるのも、少しうれしかった。名前を書く便利さに「かわいい」を足せるところが好きです。雨の予定は変えられなくても、傘を持つ気分は変わりました。
人気は調査にも表れています。Trepoが10〜20代の女性読者・フォロワーを対象に行った2026年上半期のトレンド調査では、「めじるしアクセサリー」がモノコト部門の1位に。若者全体の好みを示す順位ではありませんが、この層で注目されていることがわかります。
小さいから、いつもの暮らしに連れていける
私が惹かれるのは、好きなキャラクターを大きく主張しなくても楽しめるところ。服やバッグを丸ごと変えなくても、リップ一本、ポーチひとつから始められます。きれいめの持ち物の端に、ちょっとだけ遊び心が見える。そのさりげなさがかわいい。
カプセルトイなら、何が出てくるかわからないわくわく感もあります。さらに色をそろえて並べたり、つける場所を考えたりすると、手に入れた後にも楽しみが続く。Trepoの発表でも、デザインの豊富さや、写真に撮って共有する楽しみが紹介されていました。
私も、売り場ではどのチャームもかわいく見えて、いくつも選びかけました。でも付けたい場所を考え直すと、毎日使うポーチに一個で十分だったんです。小さいから、と増やすより、よく目に入る一個が気に入っています。持ち物の目印のはずが、チャーム用の収納を探すことになったら、ちょっと忙しいですからね。
韓国でも人気!バッグから傘や小物へ
めじるしは、日本だけのお楽しみではありません。韓国でも「메지루시(メジルシ)」という名前で親しまれ、バッグだけでなく、傘や身近な小物をかわいく飾る楽しみが広がっています。韓国のトレンドメディアも、2026年6月の記事で、バッグを飾る流れが「傘を飾る」ことにも広がり、めじるしが注目されていると紹介しています。
韓国の通販にはキャラクターのめじるしが並び、自分のデザインで作れるものも。好きなキャラクターを連れていくのも、自分だけの印を作るのも楽しそう。私は、雨の日に持つ傘まで「好き」で飾れるところに惹かれます。日本の読者にもおなじみの小物で、韓国の雑貨好きと話が弾みそうですよね。
この流れとつながるのが、韓国の「백꾸(ペック)」です。バッグを意味する「백」と、飾ることを意味する「꾸미기」を合わせた呼び方で、ぬいぐるみのキーホルダーやビーズ、チャームでバッグを自分好みに仕上げること。韓国のファッション通販MUSINSAも、2025年のトレンドを振り返る記事で取り上げています。

私は、実用的な黒いバッグから、ふわふわのぬいぐるみが顔を出している組み合わせが好き。バッグはすっきりしているのに、小物にはその人の好みが出る。このちょっとしたギャップにきゅんとします。
しかも、バッグそのものを買い替えなくても、チャームを替えると雰囲気が変わる。今日は淡い色でまとめたい、週末は少しにぎやかにしたい。服を選ぶように小物の組み合わせを考える時間まで、楽しめそうです。
バッグが、ぬいぐるみ御一行を引率中?
とはいえ、ひとつふたつでは収まらない楽しみ方も。下の画像は、FanPlusの2024年12月の投稿で紹介された、NCT WISHのサクヤのバッグです。ぬいぐるみやチャームがぎっしりで、画像のテロップには「27」の数字まで。これはもう、さりげないワンポイントの域を超えています。

画像出典:FanPlusコミュニティ「키링 갯수가 놀라운 사쿠야 가방 사진」(投稿者:이리롱、2024年12月2日)
もはやバッグにキーホルダーをつけているというより、バッグがぬいぐるみ御一行を引率しているように見えます。「今日は誰を連れていく?」ではなく、「みんな乗った?」と聞きたくなるボリューム。私はひとつ派だけど、この全員集合ぶりには思わず笑顔になっちゃう。
白やピンクのふわふわから、色も形も違う小物まで、好きなものが次々に目に入る。ここまでくると、飾りというより持ち歩ける「好きなものコレクション」。引き算のおしゃれも素敵だけど、足し算を思いきり楽しむ感じも、見ていてわくわくします。
違うのは国民性より、飾る場所と楽しみ方かも
比べるときにおもしろいのは、日本と韓国をきっぱり分けることよりも、何につけて、どんな気分になりたいのかを見ることです。
めじるしアクセサリーなら、傘やリップのような小さな日用品に「自分のサイン」を足せる。バッグデコなら、ぬいぐるみの素材感やチャームの組み合わせで、コーディネートに表情を足せる。これは楽しみ方の違いで、日本でもバッグを飾りますし、韓国でも小物にチャームをつけます。
どちらかがもう一方のまねをした、と決めつける必要もありません。私にはどちらも、同じものを持っていても「好きの選び方は少し違う」と見せられる遊びに感じられます。
たとえば、同じ無地のポーチでも、星を選ぶ人、動物を選ぶ人、食べ物のミニチュアを選ぶ人がいる。友達の持ち物を見て「それ好きなんだ!」と話が広がるきっかけにもなりそう。小さな飾りが、自己紹介をちょっと手伝ってくれる感じが好きです。
私なら、まずは毎日使うものにひとつ
取り入れるなら、最初に「どこにつけたいか」を決めてから選ぶのが私のおすすめ。かわいさだけで買うより、いつもの持ち物と一緒に使う場面を想像すると、出番が増えそうです。
- 傘につけるなら:持ち手に合うリングか、握るときに邪魔にならないかを見る。
- ポーチにつけるなら:ファスナーの開け閉めがしやすい、小さく軽いものを選ぶ。
- バッグにつけるなら:まずはお気に入りをひとつ。色を足すなら、バッグや服の一色と合わせてみる。

私は白いポーチに水色のチャームを付けました。バッグを開くたびに好きな色が見えて、いつものポーチを取り出す動作まで少し楽しくなったんです。次に買うときも、流行のシリーズを全部そろえるより、使う場所と一緒に考えるつもりです。「これが好き」と思える一個があれば、私には十分でした。
めじるしアクセサリーも韓国のバッグデコも、いつもの物を「ただ使うもの」から「見るとうれしいもの」に変えてくれる。私は、そこがいちばん素敵だと思います。毎日持ち歩くものこそ、少しだけ自分を甘やかしてもいいですよね。
今日のひとこと韓国語
가방(カバン)— バッグ、かばん
키링(キリン)— キーホルダー
인형(イニョン)— 人形、ぬいぐるみ
귀여워(クィヨウォ)— かわいい